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執筆者の写真アットイーズ

「暗黙の了解」は子ども達にとってはわかりにくい


 普段の生活の中で「それくらいわかるよね?」という、いわゆる『暗黙の了解』がたくさんあるかと思います。


はっきり「これはこうだよ」と教えられてはいないけど、生活しているうちになんとなく「こういうときはこうしたほうがいいな」と自然と覚えていくことって多いですよね。

障害を抱えるお子さんの中には、この『暗黙の了解』『状況に合わせること』を身につけることが難しいお子さんがいます。自閉症のお子さんなどには多いかもしれません。

 例えば、学校などの集団生活の中では、自分が嫌なことがあったとしても周りに意見を合わせる場合などがありますよね。

この「空気をよむ」こともはっきり教えられるというよりも、大きくなるにつれて自然と身につけていくことが多いかと思います。

こういう場面で自分が考えていることをそのまま言ってしまうと、「自分の意見を言うことはいいけど、こういう場合はみんなの意見を聞くんだよ。」と言われてしまうかもしれません。


「あいまいなこと」を理解することが難しいお子さんには、あいまいな言葉は使わずに、

具体的に、はっきりと教えてあげましょう。「これくらいわかるかな?」と思うようなことでも、一つ一つしっかり伝えてあげてください。

これは、文章に書いてあげたり、写真カードや絵カードを使ったり、イラストに描いてみたり、具体的な数を伝えたり・・・、その子にとってわかりやすい方法であれば何でもいいと思います。ぜひ機会があれば、お子さんに伝える前に「『具体的』で『はっきり』しているかな?」と振り返ってみてください。



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