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OT宮澤

『怒り』って、実は…

☆こんな経験ありますか?


・なんだかイライラする…

・つい怒鳴ってしまう…

・なぜあの時怒鳴ってしまったんだろう…


反対に、

・怒鳴られて、つらい…

・なぜこの子はこんなに怒ってばかりなんだろう…


さて、人はなぜ、『怒り』が出るのでしょう?


実は、『怒り』は、“二次感情”と呼ばれます。

“二次”…ということは、

“一次感情”が存在するということになります。


つまり、『怒り』の感情は、急に沸いてくるものではなく、

その前の“一次感情”である、多くのネガティブな感情があふれてしまう結果なんです。


“一次感情”とは、例えば、

不安、悲しい、寂しい、悔しい、疲れ、恥ずかしい、苦しい、虚しい、不満など…


実は、この“一次感情”こそが、本当の感情です。


自分は、悲しいから怒っているのか、つらいから怒っているのか。

相手は、思い通りにいかないから怒っているのか、分かってほしいから怒っているのか。


『怒り』に直面した時、

自分が後悔しないためにも、

相手の怒りに疲弊しないためにも、


まずは、

*一呼吸おいてみる。

それでも、静まらなければ、

*その場を離れてみる。(タイムアウト法と言います)

*目の前のことに、ただただ集中。


そして可能であれば、

自分が穏やかに生活できるよう、

相手との関係が悪くならないよう、

『怒り』をコントロールするために、


*自分は今「怒っているな」と客観的に受け止めてみましょう。

そして、

*その奥には、どんな感情が隠れているのかを考えてみましょう。

寂しさ?つらさ?

その感情をそのまま伝えることが良い時もありますし、

それを誰かに聞いてもらうことも良いです。

そこで、少し落ち着いたなら、気分転換するのも良いと思います。


相手が子どもの場合、

怒る以外にも、甘える・泣く、この3つの方法が使われるかと思います。

この方法のまま、大人になってしまうと、社会をつらく感じてしまう。

ですので、周りが、その心の中にある想いを聞いてあげることが必要となります。


ただ、発達障害のお子様の場合、

伝える手段が限られていたり、こだわりが強かったりして、ご家族も悩まれることがあるかと思います。


そんな時には、ぜひご相談ください。


『怒り』は自然な感情です。

それを無理に抑えこもうとすると、さらに『怒り』が増してしまいます。

ですので、自分の“一次感情”に気付いて向き合うことが、『怒り』のコントロールには近道なのかもしれません。



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