乳幼児の運動の発達は、「頭部から身体の下の方へ」「中心部分から抹消部分へ」「粗大運動から微細運動へ」のように、一定の順序性があります。這う、立つ、歩くという全身運動(粗大運動)から始まり、物を掴む、握るなどの手の運動(微細運動)にステップアップしていきます。今回は、乳幼児の発達がどのように進んでいくのかを簡単にお伝えしたいと思います。
●運動発達の目安●
3〜4か月頃:首がすわるようになる
5~6か月頃:寝返りができるようになる
7~8か月頃:お座りができるようになる
7~9か月頃:ハイハイができるようになる
8~10か月頃:つかまり立ちだができようになる
12~15か月頃:ひとり立ちができるようになる
12~18か月頃:ひとり歩きができるようになる
このように、小学校に入学する頃には、人間が一生のうちで行う日常的な運動のほとんどを身に付けることが可能になります。
●手の動きの目安●
3~5か月頃:ガラガラや玩具を握る
7~9か月頃:親指と人差し指でつかもうとする
1歳6か月頃:積み木を積むことができる
このように手首の大きな運動から手指の微細な運動に発達していきます。
書籍によって多少の違いがあるため、あくまでも目安としてご参考にしていただけると良いかと思います。また、子供達ひとりひとりに個人差があるように、発達の進みにも個人差があります。「うちの子は発達が遅れている」と焦らずに、ゆっくりと経過を見守ってあげる姿勢も大事です。どうしても発達が気になる!と思う方もいるかもしれません。その際は、かかりつけの病院や保健所、発達支援センターなどで相談をしてみましょう。もちろん、当ステーションでも構いませんので、一人で悩まず、気軽に相談してみてくださいね。
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