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NS多鹿

【子供の肥満】

小児の肥満は年々増加しており、30年前と比べると2-3倍に増加し各年齢の子供の5~12%に肥満を認めます。

また、男の子では11歳、

女の子では12歳に肥満のピークを認めます。


◎小児肥満の原因

1.コンビニエンスストアやファ 

  ーストフード店などで、いつ

  でも・どこでも手軽に食事を

  買うことができるようになっ

  た事。


2.外遊びから室内でのゲーム中

  心の遊びへの変化、歩く機会    

  の減少。


3.食事のリズムの変化


などが考えられています。


◎ 小児肥満で困ることは?

肥満が進行していくと大人の場合と同様に、

糖尿病、高脂血症や高血圧を合併しやすくなります。

さらに進行すると、動脈硬化がおこり心筋梗塞などがおこりやすい状態になります。

 子ども肥満に特徴的なのは、

学習を含む日常生活の障害や外傷を受けやすいことです。

→具体的には…

皮膚線条や股ずれ、肥満に伴う骨折や関節障害、月経異常、体育の授業などに著しく障害となる走行・跳躍能力の低下、肥満に起因する不登校やいじめ、なども大きな問題です。


◎治療・予防

1)生活リズムの改善

→早寝早起き、3食をきちんと食べることが大切です。


2)食事療法

現在、何をどれだけ食べているか、また、おやつやジュース類の量についても

把握しましょう。

食事の基本は一汁三菜です。

食事中は、良く噛んでゆっくり食べるように心がけ、TVを見ながら食べるなどの、『ながら食い』はやめましょう!

家族みんなで一緒に楽しく食事をすることをおすすめします。


※子ども達が大好きなジュースには予想以上にお砂糖が使われています!

例えばファンタには、5gのステックシュガー約12 本分の糖分が含まれています。

ペットボトルのジュースを沢山飲むことはひかえて、

その分お水やお茶で水分を補給しましょう。


⚠︎子どもの食事療法を行う上での注意点は、子どもは大人と違って年々成長していくので子どもの成長を妨げるような過激なダイエットはしてはいけません!!


3)運動療法

→TVやゲームなどの室内遊びの時間を決めましょう。

子ども一人での定期的な運動には限界がありますので、家族で一緒に運動をしましょう!


〜まとめ〜

現在、急増する子供の肥満は、子供をとりまく環境が大きく変化し、食生活の欧米化、夜型の生活など、さまざまな原因があります。

子供のダイエットは栄養バランスを考えて行わないと、とても危険です。一緒に、食生活を見直しませんか?


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