子どもの気持ちに大切なものとは?
『安全基地』という言葉を聞いたことはありますか?
生後間もない頃は、片時も母親から離れず過ごしていても、
ある程度成長すると、外界へ強い興味を示すようになります。
そして、そこでは、恐怖・不安・怒り・悲しみなど、ネガティブな感情も体験します。
そういった時、誰かが大丈夫だと守ってくれる、この働きをする役目が『安全基地』になります。
その役割は、母親だったり、父親だったり、祖父母だったりするかもしれません。
この『安全基地』が機能していない状況、
例えば、
子どもが不安を感じた時に、感情を聞かずに一方的に怒る、関心を示さない、適当に対応するなどが毎日のように続いてしまうと、
子どもは、助けを求めなくなったり、挑戦することをあきらめたりしていきます。
そして、自分に自信がなくなり、人を信頼しないようになってしまうため、
必要以上に人との関わりを求めたり、反対に人と関わらないようになったり、
犯罪に加担してしまうことにつながる可能性もあります。
子どもにとって、安心して過ごせて、色々なことに挑戦できるよう、
『安全基地』を作っていけたら良いなと思います。
もちろん、ご家族の忙しさやストレスもあると思いますので、
第三者へ相談をしたり、気分転換を図ることも大切です。
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