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PT笠原

早歩きで健康寿命が延びる?!


みなさんは健康のために日々どんな工夫をされているでしょうか?

ラジオ体操をやってみたり、CMで噂のサプリメントを飲んでみたり、ジムに通ってみたり・・・「健康を保つ」というと、様々な方法があると思います。

今回ご紹介したいのは、「すぐできる」「特別用意するものは不要」というお手軽な方法です!


●早歩きをするだけで、なんと約2.7倍!

2010年の海外の研究ですが、30~55歳の女性約1万4千人に対して、9年後に歩く速度と70歳時の健康状態の関連を調べたものです。


ゆっくり歩きの人と比べ、やや早歩きができる人は「2.68」倍、がんや糖尿病、心臓疾患や脳疾患などの大きな病気にかからずに、認知障害もなく健康な状態でいられたという結果になりました。


●〇〇は1年に1%減少・・・。

人の筋肉は、運動をしないでいると20歳以降は1年に約1%ずつ衰えていくとされています。つまり30歳では、20歳の筋肉量の約90%、50歳では約70%となってしまうのです。


●歩くことで得られる効果とは


①筋肉量の減少率を抑える

②心肺機能を向上させる

③免疫力を高める、

④血液中の糖や脂肪をエネルギー源として使うことで体脂肪や内臓脂肪を減らす

⑤血液の流れを良化する 

など歩くことで得られる効果はたくさんあります。


●では、どんな歩き方がいいのでしょうか。


ゆっくり歩きと早歩きの違いは、ゆっくり歩きでは、足を引き上げるのに必要な太ももの筋肉や体幹部が使われていないことが知られています。

中高年を過ぎてこれらの筋力が低下してしまうと、足が上がらなくなって転倒しやすくなったり、すり足になったりするケースがあります。

そのため、今のうちから「早歩き」をする習慣を作ることが重要です。


いかがでしたでしょうか?


歩く速さも歩幅も、意識するだけで改善できますから、今日からスタートできます。

駅までの距離の全部を早歩きにするのではなく、途中に大股の早歩きを数分間入れるなど、体に無理のない程度からスタートするのが、長続きのコツです。

目的を見つけることができれば、長い距離を歩くモチベーションにつながります。


万歩計や携帯の中の歩数アプリを使用しながら、自身の歩数も参考にできる数字として記録をしておきましょう。

歩く速さと歩幅を少しアップさせるだけで、30年後に胸を張って健康と言える状態を手に入れましょう!

今日からでも始められる早歩き、ぜひトライしてみてくださいね。



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