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風邪にはネギ?

NS橋爪

「風邪をひいたらネギをたべるとよい」であったり、「首にネギを巻くと風邪が治る」という話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

ネギは特有のつんとした匂いを持っています。この匂いの原因は「アリシン」という物質で、殺菌効果や疲労回復効果を持っています。そして、アリシンは風邪にも効くと言われているのです。

アリシンはネギだけでなく、ニンニクや玉ねぎにも含まれている成分で、硫化アリルの一種です。ビタミンの吸収を助け、血行を良くする働きが期待されています。また、ビタミンB1と結びついて糖の代謝に関わり、疲労回復に効果のあるアリチアミンという物質に変化します。

アリシンは殺菌・抗菌作用、コレステロール値の抑制、血液の流れの維持、血糖値の抑制、などにも効果を発揮して、人体の健康に大きく貢献してくれる成分です。


ネギはアリシンの他にもビタミンAやビタミンC、βカロテン、葉酸やフルクタンといった栄養素を含んでいるため、風邪に対して良い効果をもたらしてくれます。


アリシンは加熱に弱いため、生で食べるのが最も良いと言われています。また、油で調理するとアリシンが分解されにくい状態になるのでおすすめです。鍋や煮物に使う場合でも、加熱する際には一度油で炒めるというひと手間を加えると良いでしょう。


今回は、ネギと風邪の関係についてご紹介しました。ネギに含まれるアリシンを上手に摂取して、風邪にかかりにくい身体をつくりましょう。



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