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NS田中

食生活を気をつけて自律神経を整える!

前回、自律神経と気圧との関係についてお話しました。今回は自律神経を整えるための方法、その中でも食生活についてお話します。


まず基本となることは、栄養バランスのよい食事を3食しっかり食べましょう!

積極的に摂取すると良い栄養素、具体的な食品について紹介します。


・トリプトファン

必須アミノ酸のひとつで体内で合成することはできないため食事から摂取する必要がある栄養素です。気持ちをリラックスさせ、ストレスを抑制する効果のある神経伝達物質、「セロトニン」の材料となります。

バナナ、豆腐など大豆食品、雑穀、鶏むね肉、乳製品に多く含まれています。


・ビタミンB群

ビタミンB12はレバーや赤身肉、魚介類、卵、海苔などに含まれており、自律神経の主成分となります。

また、ビタミンB1は豚肉、ほうれん草、落花生に含まれており、脳内の糖質代謝を助ける働きをしています。


・ビタミンE

交感神経が優位になることで体内で増える活性酸素を還元する働きをもつ抗酸化物質です。副交感神経が優位になるよう補助する効果が期待されています。かぼちゃ、ナッツ類、うなぎ、マグロに多く含まれています。


・ビタミンC

ビタミンCはビタミンEを補助する役割があり、同時に摂取することで効果を発揮します。また、タンパク質の代謝にも役割を発揮します。ブロッコリー、パプリカ、レモンなどに多く含まれています。


・カルシウム

交感神経を抑制する作用がありイライラや不安な気持ちの軽減に役立ちます。また、自律神経の乱れによる不眠症状の改善も期待できます。乳製品、小魚、豆腐、切り干し大根、小松菜などに多く含まれています。


最後に、腸内環境を整えることも意識しましょう。自律神経と腸内環境は相関関係があり、自律神経の乱れは腸内環境の悪化につながり、腸内環境の乱れは自律神経に悪影響をもたらします。

腸内環境を整えるために生活する上で気をつけることとして、栄養バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠をとることがポイントとなります。起床後にコップ1杯の水を飲むことで腸が刺激されスムーズな便通を期待できます。水は常温か白湯がおすすめです。また、朝食は起床後に1時間以内に毎日十分な量を食べることで、副交感神経から交感神経への切り替えがスムーズになるため自律神経のバランスが整いやすくなります。


これらの栄養素に着目しバランス良い食事を心がけましょう!次回は食事以外での自律神経を整える方法についてお話します。


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